数学 「黄金比とフィボナッチ数列」
要 旨:
身近にある様々なものの”比”に着目。それらの共通点からフィボナッチ数列にいきついた。
今回は全体を大きく3つの章に分け,
1章では黄金比の導きだしとフィボナッチ数列の一般項の考察。
2章ではフィボナッチ数列の性質をもとにした種々の和の考察。そして
3章で研究のまとめを行う。
化学 [天然染料『紫根』、『すおう』を用いた繊維による染まり方の違いについて]
要 旨:
天然染料『紫根』、『すおう』を用いて様々な天然繊維、合成繊維の染色を行った。染色液中に含まれる染色成分物質と、各繊維の構造上の特徴から、染まり方の違いを考察した。また、天然染料を用いた染色の歴史についても調査し、『理科』という教科の枠を超えて、染色という現象に国語・日本史的な観点からもアプローチした。
物理1班「ケルビン静電発電機の研究」
要 旨:
水滴を垂らすことによって静電気を発生させる装置ーケルビンの静電発電機に興味を持ち、自分たちで装置を作って実験してみた。資料がきわめて少なく初めのうちは全く発電しなかった。しかしこの装置の原理である静電誘導の原理について勉強し、試行錯誤を繰り返す中で、とうとう高電圧を発生させる発電機を作ることができた。
物理2班[光と雷]
要 旨:
雷やオーロラなどに興味をもち、これらがどのようにしてできているのかを知りたいと思い研究に取り組んだ。様々な放電現象を実際に目の前で見る手だてを調べたり考えたりして、試行錯誤しながら器具の製作と実験を行ない放電現象を観察した。オーロラの色を実験室でつくることは可能なのか。放電色に関係しているのはいったい何なのか。
生物班 [塩ビラップがプラナリアの分裂に与える影響について]
要 旨:
環境ホルモンとは人体内で偽ホルモン作用をもつ化学物質で、私たちの身近なところに存在しているといわれている。市販されている塩化ビニル製のラップにも環境ホルモンの疑いがあるノニルフェノールが検出されたことが明らかになっている。。実際にこのノニルフェノールが、生物にどんな影響を与えるのか興味を持ったため、プラナリアを使って実験を行った。
物理3班[早押し判定機の製作]
要 旨:
「高校生クイズ」を筆頭に、様々なクイズ番組において「ワクワク」をつくり出している「早押し判定機」。理数科合同研修会の交流会クイズ大会にこれを準備せよとの依頼を受け、早押し判定機の研究に取り組んだ。早押しを測定する仕組みはどのようになっているのか。ネット上に公開されている回路図にしたがって製作しながら、電子機器に使用されている部品の役割を調べ、4入力の判定機を6入力に改良して6校対抗が可能な物とし、さらにそのほかにも実用的な物にする工夫を凝らした。